いつまで経っても強くなれない人と徐々に強くなる人の境界

今日、私は、かかりつけの精神科の受診日でした。

 

その待合で、とある男性と再会しました。

 

ここでは、T氏としておきます。

 

私は、T氏に話しかけようとしましたが、嫌がってる風でした。

 

しかし、まぁ、と思い、話しかけてみました。

 

ちなみに、T氏は、同じ精神科の病棟で会った人物です。

 

 

そのT氏は言っていました。

 

「自分は、B型作業所に行っている。」

 

これぐらいしか、彼は言いませんでした。

 

私は言いました。

 

「自分は、スーパーでバイトしてるよ。」

 

「・・・、へえ、よかったじゃん・・・。」

 

「あと、Tも知ってると思う、僕の元カノは、結婚したよ。」

 

「・・・ああ、そうなん・・・。」

 

「うん、元カノについてどこまで知ってる？」

 

「いや、病院を転院になって、長く掛かるとは聞いてたけど・・・？」

 

「いや？　数ヶ月ぐらいで、退院になって、その後生活訓練の施設に行った。」

 

「・・・へえ。」

 

「その後で、あの子飛び降りをやって、僕もお見舞いに行ったけど、ほぼほぼそれが原因で別れた。僕と別れた後で、いい人と出会って、結婚したんだとさ。」

 

「・・・ふーん。」

 

「何でも、年収1000万だかの、バイセクシャル男性の、証券マンだとかどうとか。」

 

「・・・・・・・。」

 

「どしたん？」

 

「ああ、自分会計呼ばれたから行くわ、さよなら。」

 

「おい、話の途中やで。」

 

「うん？　何？」

 

「そういや、あんた何歳？」

 

「45だ。じゃあ、さよなら。」

 

 

こんな感じの幕切れでした。

 

この会話には、いくつかの注釈が要ります。

 

まず、私の元カノで、結婚した女性は、2年以上の閉鎖病棟の長期入院患者でした。

 

私は、その女性が退院するまで、足しげくお見舞いに通いました。

 

入院中だった、T氏も、私も、私の元カノも、同時期に出会ってます。

 

 

しかし、T氏は、ずーっと、人生、そのままです。

 

私の元カノは、私が支援したのもありましょうが、幸せを掴んでいます。

 

私も、少なくとも、社会生活を送っていますし、自分で事業を展開しています。

 

私が思うのは、彼は、その事例を目の当たりにしながら、何も学ぼうとしなかったという事です。

 

 

おそらくはT氏は、他の人、特に、いつまで経っても退院できない私の元カノをも、馬鹿にしていたんだと思います。

 

でも、その重度障害者の女性が、いい人を捕まえて結婚している。

 

私でしたら、どういうご縁で、そのような良い出会いがあったのかと尋ねます。

 

理由としては、私自身が良い出会い、良いご縁を結ぶ、参考にする為です。

 

 

また、自分より成功している、ビジネスマンの皆様はたくさん居ます。

 

私でしたら、そういう方々と話ができる機会があれば、話を聞きに行きます。

 

当然、自分の事業がうまく行くようにする為です。

 

そんな値千金の情報が得られるのであれば、私はお金を支払ってでも聞きます。

 

それは、私が、占いのお客様たちの為に、良い情報を提供する為です。

 

 

T氏の場合は、人が成功している話なんて、聞きたくないと言うのです。

 

目の前に、成功のチャンス、きっかけの糸口が来ていても、それを自らふいにするのです。

 

自分より強い人間から学ぼうとする意識が無い限り、自分のレベルが向上していくことは、絶対あり得ません。

 

 

成功する為には、いくつかの条件があります。

 

コスト・リスク・ペナルティ＝パフォーマンス

 

コストは必要経費、リスクは失敗した時の損害、ペナルティは一発アウトの落とし穴と考えてください。

 

そして、全てが十分なら問題はないのですが、大抵は、これぐらいのコストに対する、リスクがこれくらいで、ペナルティはこれぐらい予想できる、という経営に於ける匙加減というものがあります。

 

 

T氏は、ノーコスト・ノーリスク・ノーペナルティで、成功のチャンスの話を振られて、全部ふいにしています。当然、パフォーマンスはゼロです。

 

話している私の側としても、話すメリット、リターン、プライズといったものがまるで無いですから、今後、彼と出会っても、そんな成功の話は一切しません。

 

チャンスを与えられた人間は、そのチャンスを生かさない限り、次のチャンスが与えられなくなるのです。

 

私は39歳、T氏は45歳ですが、今後、もっとその差が開いていくと思われます。

 

 

成功の邪魔をする、大きな要因が、プライドです。

 

何かを学ぼうとする、その意識が無い限り、成功はあり得ません。

 

このことは、受験・健康・結婚・仕事、あらゆる事について同様です。

 

 

当然、情報は厳選しなければなりません。

 

しかし、これは有益だ、そう判断するならば、積極的に取り入れなければなりません。

 

そして、自分の未熟さを知り、今からでもやってみようとか、ちょっと始めてみようとか、自分なりのやり方を模索して、その先に成功があります。

 

 

自分より強い人間に立ち向かって、それで勝とうとする人間でない限り、強者にはなれません。

 

自分と同じレベルの人間と傷を舐め合って生きるのはやめましょう。

 

常に、未来を考え続ける人間だけが、未来の成功を掴みます。