従業員になりたいと言いながら社長に失礼を働く方はお断りします

平素当社をご利用のお客様方へ感謝御礼申し上げます。

 

二、三、報告がありまして書かせていただきます。

 

 

当社は現在のところ、従業員を募集してはおりません。

 

代表が一人で営業している状況です。

 

この私のところに、とある青年が相談を持ちかけて来ました。

 

「雇ってくれ。」

 

私は、いくつかの質問をしました。

 

「占いに関して、どれくらい知識がある？」

 

「全く分からないなら、電話番でも使わんよ。」

 

「だって、ウチ、占いの会社よ？」

 

「理想を言えば、鑑定士が欲しいくらいで、電話番を僕がやってもいいぐらいだし。」

 

すると、その青年は答えました。

 

「占いの本はいっぱい読んでます！」

 

私は、この時点で、こりゃダメだと思いました。

 

占いの知識だけ持ってて、実際に人を占った事が無い人間なんて、役に立ちません。

 

特に、電話番とはいえ、会社組織を言うなら、総務の仕事にあたり、事務方なんですから、占い師とコミュニケーション取れないと意味ありません。

 

もっと言うなら、電話番という時点で、クレームの受け付け役です。

 

ただ、それでもおごがましくも、使ってくれ、雇ってくれと言ってきてる訳ですから、占いの才能自体があるかのテストをしました。

 

「シャッフルしたトランプ、1〜５４までの範囲で、どこにジョーカーが居るか当ててみろ。」

 

「えっ？　そんなの当てるの無理ですよ！」

 

「挑戦する意思も無いなら、不採用だよ。持ってる人間以外要らんよ。」

 

「じゃあ、５４！」

 

 

引いたカードは、クラブの９。

 

「ダメだね。あなたには、占いを的中させる才能そのものが無い。当社でご活躍いただける人間じゃあないと思うから、よそで頑張りな。」

 

「そんな・・・。」

 

 

ちなみに、54枚あるうちの2枚のジョーカーのうち、どちらか一枚を当てる確率は、　27分の１。

 

私、普段、検査する時には、「5分の１」を二回やらせて判定してます。

 

その程度の的中性が無いなら、占い師はやらない方が適切です。

 

それ以前の問題。

 

 

私が、占いの弟子の入門検査をやる時、過去の弟子たちは、ものすごい緊張していました。

 

震えるような手で、祈るように、願うように、カードを選んでいました。

 

外したら、教えてもらえないんですから当然です。

 

また、占いの才能がまるでない人間の烙印が押されるのも占い師としては怖い筈です。

 

それでも、占い師であれば、自分自身を信じ、また人の幸せを願い、運命と闘おうという意志を持って、カードを選択しました。それで、当ててきた人間が大半です。

 

しかし、この青年の場合は、自分がしていることの重要性を認識していないんです。

 

賢しい考えで、一番下に、ジョーカーが居るだろうと考えて言ったのでしょう。

 

目先の表面的なことしか見えてない人間です。

 

そんな人間を従業員にしたら、トラブルが多発するに決まってます。

 

色んな面から見て、この人物は、占い師としても、占いの会社の電話番としても失格でした。

 

 

人の幸せを願うということは、簡単なことではありません。

 

自分自身には、何も返ってこないんですよ。

 

それでも、人様の幸せを願う心があり、その幸せを後押ししたいと考える人間が占い師になります。

 

技能、技術は後付けになります。

 

心があれば、カードも、お客様も、同僚も、同じように心を開いてくれる筈です。

 

人は栄え、自分は取り残される、それでも、占い師だ、人を良い方向に導いていくんだ、そういう意識・姿勢を持って取り組む人間を、当社は求めています。

 

残念ながら、その使命感まで、代表の私がいちいち教育することは致しません。

 

 

企業は学校ではありませんし、その企業は営利を前提としております。

 

私の為にならない人間は、本人のためにもならず、お客様の為にもなりません。

 

一緒にやっていきたいという思いに私をさせてくれる人間を当社は求めています。

 

 

この記事は、どちらかというと、従業員になりたいと言う方の為に書きました。

 

本日も、当社は、お客様の幸せのお手伝いをしたいとお待ちしております。

 

電話や、メールフォームなどで、ご依頼を受け付けております。

 

お気軽にどうぞ。

 

We are Player,Not Teacher.

 

Fight your Fate,Make your Fortune.